2021.09.02
others
3年目の真実。
どうも
星野です
今日はお店は定休日でしたが
僕は来年に向けた買い付けに奔走しておりました
展示会と言って、blogをご覧頂いている皆様の多くの方は
あまりイメージが湧いてこないかと思いますが
僕にとってのそれは
半年に一度
デザイナー始め、お取引先の方々と
直接会って、意見交換する重要な場と言う意味も兼ねており
買い付けはもちろんですが
その際に別注アイテムの話であったり
店頭での商品の動きや皆様からのご要望などがもしあれば
それを直接、お伝えすることが出来るとても良い機会なんです
一人でお店を始める以前にも展示会に足を運ぶ機会はあったのですが
やはり、その意味合いが大きく変わったという事実と共に
その場でのやり取りの意味合いについて
より深く考えるようになったという事が言えます
特に
デザイナーがそのシーズンで一体何を伝えたいのか
何を表現したかったのか
アイテムが出来るまでに隠された秘話などを聞いてみたりします
だから、時間が本当に足りないと感じるケースが多いです
ただ
独立して今年で3年目になりますが
リサーチも兼ねて
色々なショップのラインナップなどを見ていると
ふと、疑問に思うことが多くあります
シーズンの色を感じることが出来なかったり
俗に言う、売れ線と呼ばれる様なアイテムばかりをピックしていたり
確かに
僕らも慈善事業で店舗を運営している訳ではないし
売らなきゃ生活していけない
更には雇われている身であれば、結果が求められるなど
色々な状況が容易に想像出来る訳なんですが
それにしても寂しすぎると言うのが
今の僕が感じる本音だと思います
“代わり映えしない、どこにでもある、ごく普通の”
こんなワードばかりを連想してしまう気がしています
僕が独立した理由の一つも
上記に並べたような
事実と真実と理想の狭間に追いやられた結果という節も
少しあったかなと
今になって良く思います
話が少し脱線しましたが
そういう点も含めて
僕のお店では
もちろん僕が伝えたいという想いが最前線にありつつも
常にその洋服を作っている人達の声を聞き入れ
必ずデザイナーがここは伝えて欲しいというアイテムは
積極的にピックするように心掛けています
それは
お互いの尊重だったり、信頼関係という部分もあると思いますが
そこを超えた
純粋に洋服が好きで
余計な気持ちを一切振り切って
正直に対話するという末の着地点なのかなと
僕は思いました
THE MODERN AGEというお店は
洋服をただ単に販売している場所ではなく
今という時を共に過ごし、共に生きている
同じ国に生まれた素晴らしいデザイナー達が世に送り出している作品を
「体感」してもらう場所であって欲しい
それを強く願っています
そんな想いから
お店に直接足を運んでいただき
実際にその作品達に触れてみて欲しい
もしかしたら、何も感じないかもしれないけれど
もしかしたら、何かが大きく突き動かされるかもしれない
そんな期待を抱いて皆さんにお店に来ていただけるように
今日も店主は一日頑張りましたよってお話しでした(笑
そんな訳で
今日から9月に入りましたが
今月もどうぞよろしくお願いします
追伸
今月の13日は僕の生誕日なので
良かったら色々お待ちしてますね
それでは
星野